2013年1月20日日曜日

1/14-18の繊研新聞ざっと読み

みなさん繊研新聞ってご存知ですか?この業界紙受難の時代に、アパレル業界紙として日刊を続ける大変恐ろしい新聞です。発行は繊研新聞社。堅い社名とは裏腹に土日が休刊という甘えん坊な性格ですが、長年日本の繊維業界やアパレル業界に可愛がられてきた人気者です。

さて、そんな繊研新聞を業界外の人へお届けしたい気持ちのみで綴る"ざっと読み"。
目についた記事を紹介してみます。


【1/16付】
・クロスカンパニーSPAのキャン買収 ヤングレディスでシェア拡大

クロスカンパニーは、11日婦人服主体のSPA(製造小売業)、キャン(東京、小川智士代表取締役会長)の全株式19万4354株を約100億円で昨年12月25日付で取得したと発表した。同社のM&A(企業の合併・買収)は、09年12月の米トムブラウン以来。

クロスカンパニーがキャンを100億円で買収したそうです。「レディスヤング市場でのナンバーワン企業を目指す」とクロス社の石川康晴社長が語っています。小川会長は退任してエグジット完了。社長は引き続き藤井浩氏で、役員は5名中3名がクロス社から石川氏含め送り込まれるようです。買収が得意なクロス社ですが、事業ポートフォリオに沿った企業をしぶとく探すというよりも良い案件があれば買うという”タイミング”のイメージが強いです。


・新年の集い「横山町奉仕会など3団体」

宮入正英 横山町奉仕会会長が昨年に引き続いて今年も中国人バイヤーを問屋街に呼び込むための取り組みを強化すると発言。「Wi-Fi(無線によるインターネット接続)を利用した情報発信を開始するとした。」

意味深過ぎてよくわかりませんが、
「か、会長!これを見てください!ケーブルが無くてもインターネットができます!」
「なんだねコレ」
「ポケットウィフィーと書いてあります」
「いかにも通信オタクが好みそうな名前だな。よし、すぐにソフトバンクショップに行ってこれを仕入れろ。無線接続で横山町を世界に発信するぞ!」
「はい!」

みたいなやり取りがあったんでしょうか。個人的には「Wi-Fiを利用した」よりも「SNSを利用した」のほうが今っぽいかと。ちなみにワイファイと読みます。


【1/16付】
・1100豪セント台に上昇 豪州羊毛競売

クリスマス休会明けの豪州羊毛競売は1100豪セントを超えた。中国を中心に買い付けが予想以上だった。

中国のバイイングパワーは凄いですね。今後も中国次第と書いてあります。


・事業目的に牧畜など ニッケ、定款変更

ニッケは15日、定款を一部変更すると発表した。第2条の事業の目的に「牧畜および農業の経営並びにこれらより生産される農作物等の生産、加工、販売」を新たに加えた。

人と地球にやさしくあったかい企業グループのニッケが、生産段階まで踏み込んでやるようです。先の原料高を見込むと気持ちはわかりますが、この手の事業はヒトが集まりにくいのがネックです。大卒で経済学部出身です、のような人が農業をやりたいかというとかなり少ないでしょう。1次産業のステータスが低いというのが一番の問題ですが、ワタミファームがそれなり回っている現状を見ると、飲食業あたりの人材特に店長クラスはいいかもしれませんね。それとこれからは肥料や餌の高騰も予想されるので生産した素材にさらなる付加価値をつけないと資金回収も難しそうです。


【1/17付】

・視点 販売員不足

「派遣先と就業希望者とのマッチングが難しくなっている」ともらすのは、ある人材派遣会社社長だ。大都市部で相次いだ大規模な増床改装により、ビジネスチャンスが増えたにも関わらず、ファッション販売の登録者数が相対的に減少しているため、「需要に対する人手不足感が強い」という。受給ギャップの背景は一般に、キャリアを絞り込む働き手が増えたためといわれる。「職種なら販売よりも事務、販売希望でもカテゴリーを好みに限定する」といった具合だ。

この手の問題は、ユニクロなどの大手では昔から存在していましたが最近では中規模系のブランドやメーカーでも頻発しているようです。記事は労働条件の改善を業界が挙げて取り組むべきと提案して終わっています。労働条件もその通りですが個人的には、販売員からのキャリア形成が想像しづらいというのが問題だと思っています。このトピックはまた別の機会で。


・地域流通 首都圏 代官山 蔦屋開業で再び活気づく

東京・代官山で1967年のヒルサイドテラス、2000年の代官山アドレス開業以来の大きな変化が起きている。11年12月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「代官山蔦屋書店」が進出して以降、来場者が増え、街が再び活気付いている。3月16日に予定される東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転の開始によって、広域客のさらなる増加を見込む。

ご臨終状態だった代官山が蔦屋のおかげで活気を取り戻しているようです。休日の利用者が延べ3万人まで増え、代官山駅の11年度の1日平均乗降者数は、前年度と比べて5.5%増と東横線駅で一番の伸びだそう。定期券を使わない客が伸びていて「蔦屋書店が出来てから、乗降者数は2割ほど増えた」と蔦屋サマサマ状態です。プレミアムエイジ(50歳以上、情報発信する、感度良し)を今後対象とする蔦屋にとって代官山は、「縄文時代から陸地で地勢が良く」とのことで合致したそうです。縄文時代ってなんか凄いですね。
とはいえ、相変わらず代官山アドレスはオワタ状態で、住居も今では10万代で住めます。

ちなみにあまり告知がなかったのは10年前からあるように見せたかったためサイレントオープンしたらしく、今でも取材を断っているとのことです。店内が見たい方はこちらをそどうぞ。

【1/18付】

・危険物排出7年後ゼロに ファーストリテイリング

ファーストリテイリングは、生産プロセスと製品ライフサイクルでの危険科学物質の排出ゼロに向け、期限を設けた取り組みを発表した。20年1月1日までに、同社が販売する全商品の生産や仕様に関連する全ての危険化学物質の排出量がゼロとなるよう取り組む。

サステナブルなニュースですが、株価が危険物にならないことを祈りましょう。


・米アメリカンアパレル12月売上高 単月で過去最高に渋谷レディース館世界一

米アメリカンアパレルの12年12月の純売上高は前年同月比14%増の6350万ドルとなり、単月としては過去最高を記録した。増収は19ヶ月連続。

一時期は倒産も噂されたアメアパですが、かなり好調のようです。GAPも好調を維持しているようで、これまで欧州ファストブランドに大苦戦していた米系ファストが息を吹き返しています。日本では、アメアパ人気は都内を中心に凄まじくバッグの着用率は異常じゃないでしょうか。ファスト系でアクセサリーがウケるのはかなり珍しいので他ブランドのリサーチも厳しくなりそうです。

パリコレは大雪で大変らしいので、パリに行っている人は逝かないように気をつけて下さいね。では。

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