2013年2月22日金曜日

『きゃりーぱみゅぱみゅ』情熱大陸でIPO達成

こんにちわ、ぐるりです。先日の情熱大陸は見ましたか?僕は予定していたわけではないのですが、リビングで仕事をしていたのでたまたま見ることができました。感想はというと、そんなに環境が良くないステージで踊りながらCD音質に匹敵する歌声を披露する彼女の才能に嫉妬をしつつも、サイリウムとトランス状態の男性達の中から女性客を捜すのは大変だっただろうなぁと撮影クルーの労苦を感じました。

それにしても、20歳で情熱大陸に出演とは素晴しい躍進ですね。おめでとうございます。著名人にとって『情熱大陸』出演は、ベンチャー起業家でいうIPOに匹敵するほどの偉業です。その分、"あがり"の要素も強く出演してからの成長力余力が乏しい場合は上場後マイナスに働く事もしばしばです。

大御所芸能人とは違い、彼女の場合は雑誌にきゃりぱみゅ名義で登場した09年がシードラウンドと考えられ、およそ3年とちょっとでIPOを果たしたことになります。起業からマザーズ上場までの平均年数は8年、 JASDAQ上場までは平均20年位と言われており、相当な速度で最短ルートを飛んできたなという印象です。

通常新興銘柄は、今後の成長を織り込んで株価が形成されるため、今回の出演も09年以来、アソビやワーナー、ナカタヤスタカ氏など錚々たるVCからの調達ラウンドを短期間に成功させた実績、今後の需要増による高い期待感によって上場審査をクリアしたと想像されます。

今後、未公開ながらすでに上場基準を満たしていると考えられる『ももクロ』や一部の熱狂的なユーザーに支持され急成長中の『でんぱ組.inc』などと激しいシェア争いが起こるかもしれません。きゃりーとももクロの競争はナカタヤスタカ氏とヒャダイン氏という共に著名なVCによる代理戦争とも考えられ、アソビというベンチャーがビッグブラザーのスターダストプロモーションにどう戦っていくのかも見所かと思います。

ただ、急激な成長に慣れた株主からさらなる成長を求められキャパシティ以上の案件に手を出してしまい大失敗。という最悪の結果になる可能性も高いため、いずれは長期的な成長を視野にタレント自身によるMBOが起こるかもしれません。タレントが社長になってマネジメント会社を作るというのは、ショービジネスではよくある事ですが、この業界は非常に高度なナレッジが必要なためIPO後も実績を積んで2部(カンブリア宮殿)か1部(日経新聞『私の履歴書』)に鞍替えをするなど万全の体制を組んだ後に行う事をおススメします。

ただ、きゃりーさんは去年すでに米iTunesストア「Top Electronic Albums」部門1位という国外市場での上場も果たしているので、無理して国内で頑張るよりもアソビという長年のパートナーと一緒にユーロネクストらへんを目指すほうが未来が広がるかもしれませんね。

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